川崎中ロータリークラブ会長/長谷山 尚城(弁護士)
私がロータリーに入会して15年目になりました。その間に子供も二人生まれ、長女のときには例会終了後に病院に向かって出産に立ち会ったのはいい思い出です。
さて、皆さんご存知のとおり、当クラブは、会員減少・高齢化問題など色々な問題を抱えており、変化を求められている時期であると思っております。
4月以降弁護士会の役職についてしまったこともあり、これまでの会長のように100%ロータリーに注力することは出来ないかもしれませんが、会員の皆様の支えを受けて、何とかやっていきたいと思います。
一年間、宜しくお願い致します。
2025-26年度国際ロータリー会長のデ・カマルゴ氏の述べるとおり、最大の財産は「会員」であり、その会員一人ひとりの力が、地域と世界を動かす原動力です。同会長は「Unite for Good(良いことのために手を取り合おう)」をテーマに、継続性・革新・パートナーシップという3つの価値を軸にロータリーの活性化と発展を呼びかけています。
川崎中ロ一夕リークラブでは、これらの理念に則った上で、「未来へつなぐ、柔軟で強いクラブ」という点を意識して、次の3つの柱を中心に活動を進めてまいります。
川崎中ロ一夕リークラブは設立以来、50年を超える歴史を持ち、現在も創設当初から在籍されているメンバーが在籍されています。その貴重な経験とロータリー精神は、クラブの誇りであり礎です。これまで築かれてきた伝統と想いを尊重しながら、それを次世代の会員へ確実に引き継いでいくことを大切にします。
他方、最初に述べたように会員減少問題や高齢化問題が起きていることは事実です。会員一人ひとりの多様なライフスタイルや働き方に対応し、現役世代のロータリアンを増やしていくため、Zoomなどのオンラインツールを活用し、ハイブリッドでの例会運営や情報共有の柔軟性を高めていきたいと考えています。新たな世代にも届く開かれたクラブ運営を目指し、時代に即した新しい価値を積極的に取り入れていくことを検討します。
地域社会、他クラブ、異業種のネットワークと連携し、多様な視点と協働によって社会課題の解決や奉仕活動の幅を広げていくことを考えています。ロータリーの活動が社会とつながり続けるためには、外とのつながりが不可欠です。
この3つの柱以外にも、地区行動計画に基づき、My Rotaryの活用、ロータリー学習、若手会員の支援、会員満足度向上にも力を注ぐことを考えています。会員の「退会防止」と「増強」に向けては、「参加しやすさ」「つながりやすさ」「続けやすさ」を意識したクラブづくりを進め、誰もが自分らしく参加できる環境を整備していきたいと考えています。
会員の皆様とともに、これまでの当クラブの活動を未来につなぎ、変化にしなやかに対応できる強いクラブを築いていきたいと考えております。どうか1年間、温かいご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。